ENYSiトラベル研究員が選ぶ極端な「和と洋」の宿【関西編】
2017年6月28日
旅行や宿を予約するときに必ず目にする旅館やホテルなどの宿泊施設タイプ、あなたはどちらを選ぶでしょうか?
現在では、和洋折衷をコンセプトにしているホテルも多々ありますが、今回は寝るときはベッド派、座るときは座布団派のENYSiトラベル研究員が独断と偏見による極端な「日本の歴史を纏った和」と「快適さを求めた洋」を【体験】、【オシャレ空間】、【景色】の3つのテーマに分けてご紹介します。
目次
- ・人生一度は経験したい!初体験ができる宿(体験編)
- ・SNSでオシャレと言われたい!フォトジェニックな宿(オシャレ空間編)
- ・視覚で楽しむ!非日常な景色が見られる宿(景色編)
人生一度は経験したい!初体験ができる宿(体験編)
旅には日常とは異なる体験ができるという醍醐味がありますが、宿泊施設だって食事も含め、色々な体験を提供しています。今回は和と洋の高級路線に絞って、宿で出来る体験を調査してみました。
あなたの旅に更なる体験を追加するならどちらのタイプ?
【和】高野山 一乗院(和歌山県)
ENYSiトラベル研究員が独断と偏見で選んだ「和の体験」ができる宿は、世界遺産に登録された高野山にあり、江戸時代に名室と定められた古くから評判の宿坊です。
一乗院は山里ならではの食材を使い、奇をてらわない正統派な精進料理がクチコミを見ても評判です。写真を見ても分かる通り、ざっと17品目もあります。これだけあると絶対に初体験の品があるはず!
更に、早起きして行う朝勤行では、一般的なお経とは異なり、真言声明(しんごんしょうみょう)というメロディーをつけて唱えるお経を聞くことができます。
参加は自由だが、朝勤行に参加しないなんて富士山に登って頂上まで行かないようなものです。とはいえ、私にとって朝6時に起きることが一番ハードルの高い体験です…。
【洋】ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪府)
続いて、「洋の体験」ができる宿は、《ミシュランガイド 京都・大阪 2017 ホテル部門》で5パビリオンマークを獲得した、リッツ・カールトンの日本第一号店となった大阪のホテルです。
館内には絵画などの美術品が約450点も飾ってあり、厳選した美術品を巡るアートツアーが毎週水曜日に開催されています。
中でも興味深いのが各所に敷かれたペルシャ絨毯やクリスタルシャンデリアなども美術品として紹介してくれることです。
そんな貴重な絨毯を私は踏めません。
メインダイニングでは、朝食には究極…この言葉に尽きる、お二人で10万円「究極の朝食」を体験することができます。
一生に一度、私もゆっくり起きて優雅に大切な人と食べてみたい。
修行とツアーで一見異なりますが、どちらも血となり肉となること間違いなしです。皆さんは自分のためにどちらを選択するのでしょうか?
SNSでオシャレと言われたい!フォトジェニックな宿(オシャレ空間編)
最近、フォトジェニックという言葉を良く耳にしますが、皆さん知ったかぶりしていませんか?フォトジェニックとは写真写りが良いという意味で、よくSNS映えするときに使われていますね。
あなた好みのフォトジェニックなお部屋を探してみてくださいね。
【和】藏や 大宮島原(京都府)
京都で着物を着て歩いている女子やカップルを良く見かけます。
着物を着て、街並みを歩いて楽しむだけでも絵になる京都ですが、更に一棟貸しの京町家で生活風景を撮影してみてはいかがでしょうか。
中庭から差し込む光が襖を通して柔らかい光となって差し込みます。
そんな中、京都らしい和菓子を買って、居間で抹茶を飲みながら歓談するだけでもいい写真が撮れちゃいます。
外観や内装、中庭も京都の町家を町屋独特の雰囲気を損なわないように繊細なしつらえでリノベーションしているので、他の人が撮れない京都の写真を収められること間違いなしです!
【洋】ホテル アンテルーム 京都(京都府)
続いては京都の古の部分のオシャレではなく、新の部分のオシャレです。洋というよりはモダンという方が合っている気がしますが、独断なのでご容赦ください。
インスタグラムでホテル名である「ホテルアンテルーム京都」で検索するとフォトジェニックな画像しか出てきません!
部屋はシンプルでオシャレな作りですが、中でもデザイナーがデザインした部屋があり、蜷川 実花さんがデザインした部屋は満開の桜を取り入れた他にはない限定の部屋となっています。
デザイナーが手掛けた部屋はどれも普段見たことがない部屋ばかりです。
カメラを片手に撮影タイムだけでも何時間もかかってしまうかもしれませんね。皆さんの更なるフォトジェニックな写真追加をお待ちしております。
視覚で楽しむ!非日常な景色が見られる宿(景色編)
そこに佇む外観やお部屋から見える景色が予約の決め手となることも多々あるのではないでしょうか。
続いては、和と洋で見える景色をテーマにおすすめの景色を調査してみました。
是非、自分はどちら派か考えてみてくださいね。
【和】棚田の宿 ささゆり庵(奈良県)
ENYSiトラベル研究員が独断と偏見で選んだ「和の景色」は、忍者発祥の里にオーシャンビューならぬ、棚田ビューを満喫できる一棟貸し切りの古民家です。
ささゆり庵は《にほんの里100選》に選ばれた「深野」に位置し、《ミシュランガイド 奈良特別版2017 旅館部門》では、3パビリオンマークを獲得しました。
時期によっては、水田の水に空が反射して鳥肌もののきれいな景色を眺められます。そんな中、縁側で日本酒を飲んで語らうのも良いですね!
【洋】神戸ポートピアホテル(兵庫県)
続いては「洋の景色」は日本三大夜景の1つ、1000万ドルの夜景と称される神戸の海沿いに位置するホテルです。
海側の部屋からは海と神戸空港が見える夜景で、私は船が何隻あるか、飛行機がどこに飛んでいくかなど、無駄に思いを馳せています。
山側は六甲山にかけての夜景が見えます。
どちらを選んでも満足間違いなしですが、夜景を見るときにはその土地の地形を考えると更に面白いですよ。私は山の麓まである夜景が見れるので、山側が見える部屋が好きです。
景色で宿や旅を選ぶ際はこの景色を自分が見たい!ではなく、この人とこの景色が見たい!という気持ちが重要になるかもしれませんね。是非、一緒に旅をする方の喜んだ顔を想像してみてくださいね。
テーマ別にご紹介してきましたが、あくまで私の独断と偏見であることはご了承ください。
ただ、皆さんにまだ見ぬ日本の宿、まだ見ぬサービスをご紹介できていたら良いなと思っています。
施設情報
ライター情報
ENYSiトラベル研究員
北の大地が生んだ理系男子。レジャー業界でキャリアをスタートし、運営からイベント、WEBサイトの企画運用を担当していた。大抵の無茶ぶりには動じないM気質。